こんにちは、院長のイトーですヽ(^o^)丿
今回はぎっくり腰について
お話ししたいと思います。
今回の症例は40代男性
20代から腰痛を患っており、
頸部のヘルニアや手のしびれ等も
出ております。
問診時に
あらかじめ今までの経緯をノートに
キチンと書いて来て頂き
本当に困っているのだなと
感じました。
今までの病歴や痛みに関しての
経緯がわかりやすく
患者さんからも口頭で細かい
説明があったので
悩みが深いのと
もう一つ、まじめな方という印象
です。
まじめゆえに、悩みも深い
ありがちといえば
ありがちなのですが
私はこういう状態を
『ギックリ腰イップス』と
呼んでいます。
イップスとは...。
スポーツ用語で
カンタンに説明すると
『恐怖症』です。
ぎっくり腰はこれに陥りやすいのです。
それは
痛みや恐怖心、
またあんな目に遭ったらどうしようとか、
あんな激痛はもうヤダ!
という感じで
脳に染みついてしまうのです。
恐怖心が頭に染みつくと
なかなか消えないのです。
恐怖心は、
『あ、大丈夫なんだ(;^ω^)』
という強い安心感がないと
消えていかないと思います。
なので、
この患者さんの場合、
ひと通り、通常の施術をし
心理的に安心感を植え付けることに
専念しました。
問診時にガチガチだった
腰と背中は緩み、
特に『硬いな~』
といった感じはなくなったので
あとは『心』の問題です。
恐怖心を拭うのは安心感ですが
『裏付け』がないとですよね。
特に男性は
それには
一つめは『知識』が必要です。
『体のしくみ』や、
『痛みのしくみ』
を簡単に説明させて頂き、
納得してもらいます。
こういった『知識』がないから
『恐怖』となるのだと思います。
ぎっくり腰や痛み、
体のしくみについて知ると
恐怖心は和らぎます。
ただこの『恐怖心』がくせもの
なのです。
患者さんの多くは
知識がなかったり、
メディアを通して間違った
知識をインプットしているので
これを書き換えないといけないのです。
ちなみに腰も関節なのですが、
人体の中で一番強固な関節です。
そう簡単には壊れません!!
壊れはしないけど、
『痛いのです(; ・`д・´)』
はい、そうですね。
ムリをしたり
間違った使い方や
ケアを怠ると
体が反乱やボイコットを起こし
痛みの信号を脳に送ります。
ちなみに
『ヘルニア』も痛くはないので
その考えも捨てて下さい。
それともう一つの安心感は
ギックリ腰になったら
『たかの森があるから大丈夫』と
思ってください!
とお伝えしました。
やっとの思いでここに来た患者さんも
帰りにはスタスタ歩いて帰ります。
なので、
もしギックリになっても
何とかここまでたどり着いて下さい(笑)
『私が何とかしますので、
安心してください』
とお伝えしました。
この男性も来た時の暗い顔と
帰りの時の笑顔のギャップが
何とも言えませんでした。
では、また次回(^_^)/~