1、呼吸　　

 

姿勢が崩れてくると呼吸がうまくできなくなってしまいます。

姿勢が悪くなると肺のある胸郭が狭くなってしまいます。

また、胸郭の下には、肺を膨らませたり縮めたりする「横隔膜」という筋肉がありますが、姿勢が崩れると「横隔膜」の動く幅が小さくなるので、肺の動きも小さくなり呼吸が浅く早くなってしまいます。

姿勢バランスを整えて気持ちよく呼吸しましょう。

 

　2、筋肉　

 

重たい頭部を支え直立二足歩行を可能にしているのは、姿勢を保つ筋肉がしっかりとカラダを支えてくれているからです。

姿勢のバランスが崩れてくると、うまく頭を支えることができなくなります。そうすると特定の筋肉に力がかかりすぎたり、本来は使わなくてもいい筋肉を使うことになります。それが血行不良や筋肉の硬化やリンパの停滞を引き起こし、疲れや痛み、コリ、冷え、むくみとして現れます。

姿勢バランスを整えて、筋肉の状態をきちんと整えましょう。

 

　3、神経　

 

姿勢が崩れてくると背骨の中を通る神経が圧迫されて情報伝達が悪くなります。姿勢が悪くなり、情報伝達が悪くなると、不調が治らなかったり、長引いたりします。

循環、呼吸、消化、発汗・体温調節、内分泌機能、生殖機能、代謝のような意識しなくても働いている機能を制御する仕組みを自律神経系と呼びます。

神経の流れが悪くなり、脳とカラダの情報伝達が上手くいかなくなると、自律神経の働きがみだれ、自律神経失調症へとつながります。

姿勢バランスを整えて、神経の状態も整えましょう。

 

　4、代謝　

 

姿勢を維持するための筋肉は消費するエネルギーが多いので、正しく使えていると、それだけで代謝が上がります。

また、姿勢が正しいと血液やリンパの流れもよくなり、代謝があがります。

代謝が高くなると、脂肪が燃焼しやすくなり、ダイエットにもなります。

姿勢バランスを整えて代謝を良くましょう。

 

　5、免疫　

 

免疫とは体内に入ったウイルスや細菌、異物などから自分自身の体を守る働きのこと。低下すると体がウイルスなどに勝てなくなり、多くの疾病を引き起こします。免疫力を高めるには、体温を下げないようにすることがとても重要です。

カラダの中で熱を作り出せるのは筋肉だけです。

筋肉がしっかり活動して代謝が上がると体温が高くなり免疫力も上がり、病気にかかりにくくなり、病気になっても早く回復できるようになります。

姿勢バランスを整えて、筋肉の状態を整えて代謝を良くしましょう。

 

　6、心　

 

姿勢が悪くなると、疲れやすくなる、自律神経のバランスがとりにくくなる、病気になりやすくなるなど、様々な影響があります。

こういった状態が続くと、当然心もふさぎやすくなってしまいます。

本来、体が健康なときは姿勢は正しいものです。

しかし、姿勢が悪くなると脳は「健康な状態じゃない」と判断し、心も同じようによくない影響を及ぼします。

姿勢バランスを整えて、心の状態も整えましょう。

 

　7、外見　

 

正しい姿勢になると一番分かりやすいのは外見の変化です。

これは、自分よりも周りの人から見たイメージが変わりますよね。

正しい姿勢でスラッとしていると、立っているだけ、歩いているだけでもキレイに見えます。

姿勢バランスを整えて、はつらつと生きましょう。